未来に目を向けて、今後のことを見つめてみませんか

看護師の将来性を知ろう

看護師という職種に将来性はあるのでしょうか。様々な分野で機械化が進む中で、医療業界もまたその波に乗っています。カルテが電子化され、IoTの導入で遠隔診療が可能になり、人の手で行う作業は少しずつ減っています。

しかし、医者のサポート役を担う看護師の仕事がなくなるかと言えば、けしてそうはならないでしょう。看護師は、将来的にもニーズの高まりが続くと予想される職業の一つです。その根拠を二つの観点から説明します。

まず、日本では年々高齢化が進んでいます。近い将来、日本の人口の3人に1人が高齢者になるとも言われています。すると、病院を必要とする人が増えるのはもちろんのこと、老人ホームや訪問看護サービスでの看護師の需要も高まってくるでしょう。

人のケアや世話は機械が対応できる範囲ではないため、どうしても生身の人の力が必要になります。そして、医療業界は深刻な人手不足に悩まされています。男性看護師も少しずつ増えてきてはいるものの、女性看護師の方がまだまだ多いです。

女性看護師は、結婚や出産といったタイミングで離職していくケースも多く、他業種に比べて離職率が高め。看護師の需要は高まっているにも関わらず、働き手はけして多くはないというのが実情なのです。

また、看護師のみならず医者不足の声も聞かれます。看護師が医者の仕事を代行することはできないが、確かな知識を持った専門性の高い看護師であれば、医者の意図を汲んだ的確なフォロー、看護が可能です。人手が足りない職場では、迅速かつ的確な意思疎通ができる人材が重要なのです。